経理とは何か?経理ナビとは何か?
経理とは一体どんな仕事なのでしょう。経理ナビとはどのようなソフトなのでしょう。ここは基本中の基本のページです。
経理ナビを使っている人、これから使う人に、まず読んで欲しいページです。
会計ソフトとしての経理ナビ
この記事は、ある程度の簿記知識がある方を前提としています。
会計ソフトを使った経験がある方が、経理ナビを「会計ソフトだ」と思って使うと、とまどうところも出てきます。「使いにくい」とさえ思うかもしれません。
しかし、経理ナビは、その特徴をつかみさえすれば、「会計データの入力ソフト」として、とても便利な機能があるのです。
経理ナビは現在進行形のソフト
まず経理ナビは「後追いソフト」ではないということをアタマに置いてください。「後追い」とは、1年分、半年分のデータを入力して決算の準備をする、決算書をつくるためのソフトではありません。今、請求書を作る、今現在の売掛金・買掛金をみる、管理する、今月の来月の資金予定を管理するためのソフトです。後追い作業は会計ソフトの仕事であり、無理に経理ナビを使うべきではありません。
では、経理ナビは「会計ソフト」ではないかというと、会計ソフトの入力に関する機能は、ほとんどカバーします。むしろ「どうせやっていること」「どうしてもやらなければならないこと」をやっていれば、自動的終わっている、将来まで記帳されていること、などを考えると「入力ソフト」としての機能は優れています。
経理ナビの「仕訳伝票」
経理ナビには「仕訳伝票」があります。データはすべて複式簿記のデータに変換できるようになっています。ただし「振替伝票」とか「入金伝票」という名前はつけられていません。
伝票の種類と類型
普通、会計で使う伝票は「入金伝票」「出金伝票」「振替伝票」の3種類です。もちろん、「入金伝票」「出金伝票」は使わなくても「振替伝票」ですべての仕訳を書くことができます。「振替伝票」は、汎用伝票であり、「入金伝票」は借方を「出金伝票」は貸方を「現金」とした約束事が決められた特殊伝票といえます。この特殊伝票は、複式簿記の知識が不要であり、現金という勘定科目を記載する手間が省けます。
経理ナビの伝票の種類
経理ナビも考え方は同じで、すべてが特殊伝票です。ただし、次の種類があり、特徴があります。特殊伝票を使うことにより複式簿記の知識を要せず、自分方の勘定科目を記載する手間を省いています。
(さらに会計伝票では項目が存在しない支払予定日や入金予定日というデータがあることが資金管理ソフトとしての経理ナビの特徴でありメリットですが、ここでは触れません)
経理ナビには次の7種の伝票があります。
経理ナビでこう呼ばれているわけではありません。私の勝手なネーミングであることは、あらかじめお断りしておきます。
1.売上伝票
2.売掛回収伝票
3.仕入伝票
4.買掛支払伝票
5.支払伝票
6.入金伝票
7.口座振替伝票
1.売上伝票
(借方)売掛金/(貸方)売上
という仕訳の専用伝票です。
この伝票は経理ナビでは「請求書」または「売上新規作成」と呼ばれています。
クリックで拡大します。経理ナビの売上伝票は「請求書」か「売上新規登録」です。
仕訳との対応関係は次のようになっています。
「日付」=仕訳の「日付」に対応します。
「得意先」=仕訳の「借方補助科目」に対応します。
「合計金額」=仕訳の「金額」に対応します。
「摘要」=仕訳の「摘要」に対応します。ただし請求書では「件名」が摘要に対応します。
ここからがポイントです。
「回収日」=回収予定日で(貸方)売掛金、つまり回収時の仕訳を予定仕訳として生成しています。
「入金先」=回収時の予定仕訳の借方勘定科目と補助科目に対応します。
「回収日」と「入金先」は絶対に登録してください。後で日付や金額や入金先は訂正することができます。
これを登録すると、次に解説する「売掛回収伝票」の作成は自動的に終わっています。売上と売掛回収はペアになっています。経理ナビの中では「売掛回収伝票」は、自動的にできるものと割り切ってください。
勘定科目と消費税設定
借方勘定科目を「未収金」に貸方勘定科目を「収入」等に代えることは、仕訳書出設定で自由にできます。一括して代えることも、得意先別に代えることもできます。消費税区分をで「非課税売上」とする、簡易課税の売上区分を設定することも仕訳書出設定で自由にできます。
ポイント
「入金先」「回収予定日」は必ず入力
2.売掛金回収伝票
(借方)資金/(貸方)売掛金
という仕訳の専用伝票です。
経理ナビでは「回収修正」と呼ばれています。
クリックすると拡大します。経理ナビの「売掛回収伝票」、「回収修正」画面。
仕訳との対応関係は次のようになっています。
「日付」=仕訳の「日付」に対応します。
「口座」=仕訳の借方勘定科目と借方補助科目に対応します。
「摘要」=仕訳の「摘要」に対応します。
ここからがポイントです。
「回収修正」つまり「売掛回収伝票」は単独で作ることができません(と割り切ってください。テクニックとしてはありますが、ここでは紹介しません)。
「売掛回収伝票」は、取引一覧表または、預金通帳・現金出納帳、売掛回収帳で取引区分が「掛回収」となっている行をダブルクリックすると出てきます。
あらかじめ「日付」「金額」「口座」が入力されています。このままで変更の必要がなければ「通帳等で確認」チェックボックスにチェックを入れてください。
訂正が必要な場合
次の項目を修正後に同じく「通帳等で確認」をチェックしてください。
日付の訂正
日付は自由に訂正できます。予定期日より早く入金が有った場合や逆の場合は、必ず日付を訂正してきださい。
口座の訂正
AA銀行に振り込まれる予定であったものが現金で回収したような場合は必ず「口座」をリストから選んで訂正してください。ここで借方勘定科目と借方補助科目が決まります。
金額の訂正
手数料の入力画面値引きや振込手数料が相殺された場合は、それぞれ「手数料作成」「値引作成」ボタンを押してください。左の画面が出てきますから「実際の入金額」を入れてください。
10,000円の売掛金で420円差し引かれたときは、9,580と入力します。
一部入金の場合は、その入金額に訂正してください。
10,000円の売掛に対して8,000だけ入金され2,000円は残金として繰り越す場合などです。こうすると売掛残高として管理することができます。「売掛残高一覧表」「売上帳」「売掛回収帳」などで確認してください。
3.仕入伝票
(借方)仕入/(貸方)買掛金
という仕訳の専用伝票です。
クリックすると拡大します。買掛金の発生は「仕入伝票」で。「仕入新規登録」画面。売上伝票と考え方は全く同じです。経理ナビ出では「仕入新規作成」と呼ばれています。
ポイント
ここのポイントは「仕入」という言葉に縛られないことことです。会計上の仕入は原価科目ですが、経理ナビの仕入は「支払管理」「債務管理」が、必要と思われるものすべてです。「仕入」を「材料仕入」や「外注費」に、「買掛金」を「未払金」に代えることも自由にできます。売上と同様、勘定科目と消費税区分は仕訳書出設定で変更できます。
(アタマの体操みたいですが、ちょと高度なテクニックとしては、電話代の請求金額を登録して支払管理を行い、その支払い時のデータのみ「通信費」として書き出すこともできます。自信がある方以外はやめてくださいね。)
4.買掛支払伝票
(借方)買掛金/(貸方)資金
という仕訳の専用伝票です。
クリックすると拡大します。買掛金の支払いは「支払修正」で
考え方は「売掛回収伝票」と全く同じです。
ただし「値引作成」はありますが「手数料」作成ボタンはありません。仕訳が分かる方は解説不要と思いますが、手数料が当方負担の場合は「経費」として別個に入力してください。
5.支払伝票
(借方)諸口/(貸方)資金
という仕訳の専用伝票です。
クリックすると拡大します。「経費新規作成」画面。
この「諸口」は複合勘定という意味ではありません。「あらゆる勘定科目」と考えてください。勘定科目と借方補助科目は、仕訳書出設定で決まります。
貸方科目の「資金」は現金とか普通預金・当座預金などの勘定科目と銀行口座などの補助科目です。
経理ナビでは「経費新規作成」と「その他支払新規作成」と呼ばれています。
取引カレンダーから「経費の入力」「その他出金の入力」を選ぶとこの伝票が出てきます。
仕訳との対応関係は次のようになっています。
「日付」=仕訳の「日付」に対応します。
「経費その他」=仕訳の借方勘定科目と借方補助科目に対応します。
「出金元」=仕訳の貸方勘定科目と貸方補助科目に対応します。
「摘要」=仕訳の「摘要」に対応します。
クリックすると拡大します。「その他支払」登録画面。基本は「経費」と同じ。この「経費新規作成」と「その他支払新規作成」は、振替伝票と考えてください。借方も貸方も指定しないと登録できません。性格としては「資金の払い出し」を記入する専用伝票と考えると分かり易いと思います。
「経費新規作成」と「その他支払新規作成」の違いはありません。借入返済や固定試算購入などは、どちらで登録するのも自由です。「経費新規作成」で登録したものは「収支予定表」で「経費」として集計され「その他支払新規作成」で登録したものは「その他出金」で集計されます。
複合仕訳は登録できませんから、借入返済や社会保険料の引き落としのように、複数の勘定科目にまたがる場合も1本で登録して会計ソフトで仕訳として修正します。
預金払い出しや預け入れ、口座間の資金移動は7番目の伝票である「口座振替伝票」を使います。
6.入金伝票
(借方)資金/(貸方)諸口
という仕訳の専用伝票です。
クリックすると拡大します。借入金や雑収入はこの「伝票」で。
この諸口も支払伝票と同様です。
借方科目の資金も同様です。
経理ナビでは「その他入金新規作成」と呼ばれています。
取引カレンダーから「その他入金の入力」を選ぶとこの伝票が出てきます。
仕訳との対応関係は次のようになっています。
「日付」=仕訳の「日付」に対応します。
「入金先」=仕訳の借方勘定科目と借方補助科目に対応します。
「経費その他」=仕訳の貸方勘定科目と貸方補助科目に対応します。
「摘要」=仕訳の「摘要」に対応します。
「入金先」が右側にきていますので、簿記の分かる方は、左右が逆の振替伝票だと考えてください。
雑収入や、受取利息、借り入れなど、売上以外の入金を登録する入金伝票です。複合仕訳は登録できませんから実際の入金額(純額)で登録して会計ソフトで修正してください。
預金払い出しや預け入れ、口座間の資金移動は7番目の伝票である「口座振替伝票」を使います。
7.口座振替伝票
(借方)資金/(貸方)資金
という仕訳の専用伝票です。
クリックすると拡大します。口座振替はこの「伝票」で
預金への預け入れ、引き出し、口座間の資金移動の仕訳は、この伝票で入力します。
仕訳との対応関係は次のようになっています。
「日付」=仕訳の日付に対応します。
「出金元」=仕訳の貸方勘定科目と補助科目に対応します。
「入金先」=仕訳の借方勘定科目と補助科目に対応します。
「摘要」=仕訳の摘要に対応します。
この伝票で入力すると2本の仕訳が作成されます。
現金を普通預金に預け入れた
(借方)普通預金/(貸方)複合
(借方)複合/(貸方)現金
気になる方は会計ソフトに、取り込んでから、仕訳を1本に訂正してください。
定期預金や定期積金は
定期預金や定期積金を「口座振替伝票」で入力するか「その他出金」で入力するかは、これらを「資金」と考えるかどうかによって違います。どちらでもかまいません。私は「その他出金」を勧めています。
HOME
いろんな話題
阿部隆幸のBlog
前のページへ