仕訳書出
経理ナビを使って、請求書を発行する、売掛を管理する、現金の管理をする、これらの結果は、すべて会計ソフトに読み込む形式で書き出すことができます。ちょと高度ですが、コツをつかめば、思ったより簡単です。
一度使うとやめられない便利さです。
勘定科目などの設定
いよいよ、仕訳書出の第2段階です。
売上や仕入、経費の設定ボタン
仕訳書出メニューでは次の作業を行います。
- (1)書き出すデータの範囲を指示する
- (2)会計仕訳としての条件を整えるため会計上の勘定科目などを決める
(1)で、書き出す仕訳の範囲をきめました。次は、経理ナビで行った作業の結果を会計仕訳として整える作業です。
この2段階目の作業について解説します。これも「仕訳書出」メニューにあります。
会計仕訳としての体裁を整える
会計とは企業の活動を金銭の単位で表現して記録することです。
(余談ですが、簿記で扱えるのは金銭単位、つまり「円」だけで人数や数量といった単位は扱えません)
複式簿記のデータとは
複式の簿記データは基本的な項目として次の4項目は必須です。これが一つでも足りないと「仕訳」データになりません。
- (1)日付
- (2)借方勘定科目
- (3)貸方勘定科目
- (4)金額
この4項目が1行(1セット)となって、始めて複式簿記のデータとなります。簿記ではこの1セットのデータを「仕訳」(仕分ではありません)と呼びます。
仕訳では
「5月15日にA商店に30万の請求書を発行した」という事実を仕訳では、下記のように記載します。
(日付)5月15日(借方勘定科目)売掛金(貸方勘定科目)売上(金額)30万
実務上は、上記の4項目以外に「摘要」(A商店へ売上)とか消費税に関する情報などの属性情報が、必要です。
経理ナビのデータから会計データへ
経理ナビで請求書を作れば、その請求書の内容には、上記の4項目が含まれています。これを会計データ=仕訳として整えてやる作業が第2段階の作業です。
といっても、一番の難関である「借方」だの「貸方」だのということは、意識する必要はありません。
取引と勘定科目のマッチング
この作業の目的は、タクシー代が勘定科目では「旅費交通費」であるとか電話代が「通信費」であるという定義付けをやることです。
必要とされる知識は「自分の会社の決算書でどういう勘定科目を使っているか」ということと「何をどの勘定科目にしているか」ということです。
消費税に関する知識
この段階になると、消費税に関する知識も必要となります。
仕訳を取り込んでから、会計ソフトで消費税に関する項目を訂正することも可能です。
面倒なことは専門家におまかせだい!
勘定科目だの消費税設定だの「面倒なことは専門家におまかせだい!」という方は顧問税理士等に相談してください。それもよい選択だと思います。そういう方も経理ナビのデータは、ちょと加工すれば会計データ(仕訳)になるということは覚えておいてください。ここからは、専門的な説明になりますが、できるだけ易しい解説をめざします。
なんでも自分でやってみたい方歓迎です。
勘定科目や消費税に関する設定は左の画面の「売上に関する設定」などボタンを押して行います。このボタンは見ての通り4つありますが「資金に関する設定」は、ほとんど不要です。
ここでは、経理ナビのデータを会計仕訳とするため「勘定科目」と「消費税」に関する項目のマッピング作業を行います。例えば経理ナビで「電話代」として登録したデータは、会計データとしては「通信費」という勘定科目であり、消費税は「課税仕入」であるというような案内図(マップ)を作る作業だと考えてください。
案内図を作っておけば、次回から同じものが出てきても同じように処理します。
勘定科目などの設定ポイント
売上に関する設定
(クリックすると拡大します)売上に関する設定の初期画面
ここを設定しない場合(つまり何もしない)は、売上については次の初期値で書出されます。
- (借方勘定科目)売掛金
- (借方補助科目)請求書の相手先名称・氏名
- (貸方勘定科目)売上
- (借方消費税属性)対象外
- (貸方勘定科目)売上
- (貸方消費税属性)課税売上
- (摘要文字列)請求書の件名
上記のままでよい場合は「売上に関する設定」は不要です。
しかし、何事も好奇心が進歩の第一歩ですから、必要ないと分かってもボタンを押してみてください。左の画面が出てきます。
設定したほうがよい場合
- 消費税で簡易課税を選択している場合
- 売掛金以外の勘定科目(例えば「未収入金」や「本店売掛金」などの勘定科目)で、書き出したい場合
- 貸方科目を売上以外の勘定科目で書出したい場合
- 非課税売上や輸出売上がある方
(クリックすると拡大します)消費税の設定を簡易課税とした
などです。
全部変更したいのであれば「規定値」を書き換えてください。特定の得意先だけであれば、該当部分を書き換えてください。勘定科目は直接タイプし、消費税区分はリストから選びます。
消費税の簡易課税を選択している場合は「規定値」を一番多いもの(例えば第1種)として、それ以外の得意先だけ書き換えてください。得意先ごとの設定はできますが、請求書ごとの設定はできません。仕訳取込後、会計ソフトで訂正してください。
仕入に関する設定
仕入に関する設定も売上に関する設定とよく似ています。
しかし、売上に関する設定よりも使うことが多いでしょう。
何もしないで、会計ソフトで訂正するより、ここで設定しておくことをお勧めします。
設定した方がよい場合
ここもボタンを押して「規定値」を確認してください。
借方勘定科目を「仕入」以外に変更したい(材料費、外注費など)場合
一言アドバイス
経理ナビでは「掛け」で支払うものは「仕入」で登録することがお勧めです。使い込んでくればくるほど、そうなります。通常「仕入」と思わないものまで勘定科目は、多岐にわたってきますから、この設定は是非覚えてください。要領は売上と同じです。
貸方勘定科目を買掛金以外に変更したい場合
(クリックすると拡大します)仕入に関する設定、勘定科目を変更した貸方勘定科目の規定値は「買掛金」です。これも規定値を変更することも、相手先別に「未払金」等に変更することができます。
消費税区分で輸入仕入がある場合
相手先別に消費税属性を変更してください。
経費その他に関する設定
この項目はどうしても設定が必要です。
(クリックすると拡大します)経費設定画面。勘定科目や補助科目を入力する
「経費」「その他入金」「その他出金」という取引区分に属するものすべてをここで設定します。ここは売上や仕入と異なり「規定値」がありません。
- 勘定科目
- 補助科目
- 税区分
の3項目を決めなければなりません。
勘定科目が未設定のものがあると書き出しできない勘定科目が空白だと仕訳書出ボタンを押したとき左のメッセージがでます。
勘定科目はテキスト(文字列)で入力してください。
補助科目は必要に応じて入力してください。
税区分はリストから選択してください。
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