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阿部隆幸税理士事務所

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更新日 2009-06-02 | 作成日 2008-04-09

経理ナビの帳簿

経理ナビには、通帳(預金出納帳)・現金出納帳・売上帳・売上回収帳・仕入帳・買掛支払帳という帳簿があります。この帳簿は、従来の会計ソフトの帳簿とはひと味もふた味も違います。

ここは経理ナビの帳簿オプションに関するページです。

帳簿はつけるな、できている!

経理ナビの帳簿の特徴を知る

帳簿はつけるなという大胆な呼びかけですが、経理ナビの出納帳・通帳(預金出納帳)については、こう割り切ってしまうのが、使い方のコツです。まず経理ナビの帳簿の特徴を知っておきましょう。

取引区分とは

入力できない取引区分がある

経理ナビの出納帳・通帳(以下、預金帳等といいます)は、入力時に、「経費」「その他入金」「その他出金」「給与」「賞与」という取引区分から選ぶ必要があります。お気づきですか?売上や仕入、売掛回収や買掛支払の入力ができないのです。これらは、請求書を発行する、仕入を登録することにより、あらかじめ記帳済みなのです。給与や賞与も経理ナビで明細を作れば記帳は終わっています。

これは、経理ナビが売掛金の管理や支払の管理を、まず、第一の目的としているからです。請求書を発行する、その回収を管理する、買掛金の支払管理をする、給与の計算をして明細を作る、これらの仕事を「経理」と呼ぶことにします。これら、どうしてもやらなければならない仕事をすると経理ナビは、自動的に帳簿の重要な部分を作ってくれるのです。

経理ナビの預金帳等は、会計ソフトの現金出納帳などと違って、帳簿からは「入力できない項目がある」この意味をしっかりと理解しておきましょう。

経費や借入返済はどうする

これらは、預金帳から入力することができます。しかし、これらも帳簿から入力せず「取引カレンダー」の「経費の入力」「その他出金の入力」から入力するようにしましょう。これらは帳簿から入力することもできますが、すべて入力は「取引カレンダー」からと割り切ってみましょう。
取引カレンダー画面で「経費の入力」を選ぶと「経費の新規作成」というカードが出てきますから、これを従来の出金伝票だと思って、これに記入してください。

keihi.jpg経費の入力(クリックすると拡大します)
これも一度作れば「辞書」のように何度でも呼び出して使えます。ただし、同じ「ガソリン代」であっても「出金元」が違えば別個の取引です。別の取引として登録して下さい。
会計が分かる方のために解説しておきます。
「経費の入力」で入力する場合の「出金元」は、会計上は「貸方」として扱われます。銀行名は補助科目です。「摘要」は仕訳書出データを作成すると仕訳の摘要となります。

入力が終わったら帳簿を確認

入力が終わったら「預金通帳」や「現金出納帳」を開いてみてください。手元の通帳と残高を照らし合わせてみてください。「帳簿はつけるな、できている!」の意味がお分かりと思います。

口座振替の入力

経理ナビの帳簿を使う上で、理解しておきたいのが「口座間振替の入力」です。

普通預金から引き出した
普通預金に現金を預けた
A銀行普通預金からB銀行普通預金へ預け替えた

などは、「口座間振替の入力」で登録します。

入力の方法

取引カレンダーを開くと「取引の入力」の中に「口座間振替の入力」という項目があります。預金通帳や現金出納帳も、同様に「口座間振替の入力」ボタンがあります。いずれも、ここから「口座間振替新規作成」へとすすみます。

syukkin.jpg口座振替の入力(クリックすると拡大します)この画面で「出金元」と「出金先」を指定します。
普通預金に預け入れたのであれば「出金元」を現金とし「入金先」をAA銀行普通預金とします。 金額を入力したら摘要は「AA銀行へ預け入れ」 などとしておきます。この摘要は、仕訳として書き出すときの「摘要」となります。

仕訳は2本で出る

口座間振替の入力で、登録したものは、2本の仕訳として書き出されます。
上記の例では
(借方)複合/(貸方)現金
(借方)普通預金/(貸方)複合
「複合」は複式仕訳を入力する場合の特殊科目です。
会計ソフトに仕訳を取り込んだ後で、気になるようでしたら、1本の仕訳に訂正してください。
(この説明が分からない方は、なにもせず複合勘定が残っても何も問題はありません)

定期積立は

口座間振替の入力といっても定期預金や定期積金をどう扱うかという問題があります。

これはこれらの固定性の預金を「資金」と考えるかどうかによります。このあたりは、「資金とは?」を参考にしてください。
ここでは「資金」と考えない運用を推奨しておきます。

資金扱いしない場合の入力

AA銀行普通預金口座から毎月5日に10万円定期積金が振り返られる、 という事例で記載します。

設定メニューの「経費その他設定」で「新規」ボタンを押して、項目を新たに作成します。名称は「AA銀行積立」 などとし、取引区分は「その他出金」、税処理は「税なし」、出金口座を「AA銀行普通預金」 とします。この際金額も登録しておけば、なお便利になります。

これで、このAA銀行定期積金が入力できるようになります。

tsumitate.jpg定期積金の入力。定期積金を資金としない場合(クリックすると拡大します)
取引カレンダーの「経費その他」から「その他出金の入力」で「AA銀行積立」 を選びます。預金通帳から入力する場合も同様です。相手先で「AA銀行積立」 を選んでください。しかし、くどいようですがカレンダーからの入力を推奨します。

一括入力を覚えましょう

一括入力とはどういことか

ナビゲーションバー(初期設定では表示されているはずですが「ホーム」「売上」「仕入」などとアイコンがついたバーです)のホームをクリックすると、「一括入力」アイコンがあります。これを開いてください。

このシートに、買掛金以外の毎月の支払いを登録しておき、「取引一括作成」ボタンを押して月を指定すると、ここでシートに登録した取引すべてが預金通帳や現金出納帳などの帳簿に転記されます。いちいち帳簿に入力しなくても一括して記帳が済んでしまいます。

どう使うか

シートは「毎月」と「隔月」に2枚があり、 もちろん中身は空白になっています。しかし便利な使い方としては、銀行の口座ごとにシート作っていったほうが便利です。 シートは何枚でも作れます。
例をあげて説明しましょう。

AA銀行普通預金の通帳をみてください。 毎月次のような動きがあります。

5日 電話代自動振替
15日 リース料30,000円
20日 借入返済

このうち、電話代と借入返済は、毎月金額が違います。リース料は金額が同じです。

このように支払いをみてみると決まった日に、ほぼ同じ金額というパターンと、決まった日に同じ金額のものがあることが分かります。

ikkatu.JPGクリックすると拡大します
これらをシートにすべて登録してしまいましょう。
この場合「ほぼ毎月同じ」ものをどうするかということですが、「だいたい」の金額を登録するか「ゼロ」で登録するか、いずれかです。どちらでもよいと思います。
どちらの方法でも、「取引一括作成」で帳簿を作ってから、実際の金額に訂正します。

「だいたい」方式のメリット

「だいたい」の金額を登録しておくと、帳簿が先行して記帳されている(将来の通帳が記帳されている)ことになります。経理ナビでは売掛回収・買掛支払の予定は先行してブルーで記帳(未確定としして)されていますから、これだけで、月末までや翌月までの資金繰りが明確にみえるようになります。

帳簿はつけるな!できている!

ここまでマスターすると、きっと、あなたも「帳簿はつけるな!できている!」という意味がわかっていただけると思います。